大切な道具⑥
こちらは、アイスピック。
バーでは なくてはならないツールの一つです。
氷を割る、削る、整える。
初めて手にした時の事を よく覚えています。
冷たい氷を素早く割り、整えていく作業。
初めて丸氷を作った時は、、、
お客様へお出しできる代物ではなく、
技術を体得するに一朝一夕では得られないと
当たり前の事を改めて感じました。
ボトルの扱い方からナイフの使い方、マドラーやシェイカーと様々なものを
自分の身体に叩き込み 身体の一部にすることがバーテンダーの基礎となります。
どのような状況(物理的・精神状態)においても ある一定以上のレベルの品をご提供できるー
それが技術。
そして、終わりがない旅。現状に満足せず、更によい方法がないかと考え試す。
これは、技術だけではなく、表現方法、接客、言葉遣いなども含めて。
言い訳はしない。
できない理由を探すのではなく、どうしたら出来るようになるのかを探す。
日々の営業後、掃除をしながら一日を振り返る。
これも大切な時間です。
私にとってアイスピックとは、そんな
初心を思い出す 大切なバーツールの一つです。
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