よいBarとは。。

「よいBar」とは、何か...

私の個人的な基準をお話させていただきます。


1.清潔感 

  バーテンダー自身の清潔感はもちろんのこと、

  玄関周りや店内の掃除、ボトルやグラス類が

  ピカピカに磨かれ、清潔感ある店内であること。

  ここに店への愛情やバーテンダーとしての姿勢、

  お客様をお迎えする気持ちが表れていると

  思っています。

  "古い店" と "掃除が行き届いてない店" とでは意味が違います。

  古くてもお手入れの行き届いたBarには

  気持ちのよい空間が演出されています。

  特にカウンター上やバックバーのボトルや備品に

  手垢がベタベタ、埃が被っている状態を見ると、

  オーダーするドリンクにも不安を抱きます。

  お迎えするお客様に気持ちよく過ごしていただく為に

  バーテンダーは存在します。

  その為に、営業開始時間から逆算して余裕をもって出勤し、

  店内や店回りを整えております。  

  私は、清潔感とはお客様への最初のサービスだと思っております。


2.接客

  常連様とご新規のお客様との接客に温度差がないことは

  接客業として大切なことです。

  常連様と盛り上がり、

  初めてのお客様をおざなりにしてはなりません。

  年齢、性別、肩書、国など、全く関係ありません。

  接客に偏りのないバーテンダーは、サービスのプロです。


3.手際

  美味しくドリンクを作れることはもとより、

  手際も大切な要素です。

  一杯のドリンク作成に10分も15分も掛かるようでは

  プロではありません。

  手際よく、短時間で美味しいものを作れることは

  お客様の時間を無駄にしないことにも繋がります。

  美しい所作や無駄のない動き、手際なども味わいの要素です。

 

4.波長・空気感

  最後は、バーテンダーとの波長が合うか。

  お店の雰囲気が好きかどうか。

  感覚的なものになりますが、

  ご自身にとって心地よい空間、距離感の合うBarや

  バーテンダーを見つけることが

  何よりだと思います。

  

ご自身にとっての名店を見つける。

これは、インターネットがどんなに普及しても

実際に足を運ばなければ分からないこと、

感じられないことです。

最近は表面的な部分だけがピックアップ

されがちですが、

ぜひ、『表面上に見えないもの』を見抜く力を養い、

感じて欲しいと思います。

そして、Barの世界を楽しんでください。

新しいBarとの出会いのご参考になれば嬉しく思います。

  

「え? それで、、どこがお勧めのBarですか」と?

もちろん、『Bar Atrium Ginza 』です (笑)

私が今日まで大切にしてきた大好きなバーです。


営業終了まで、あと3日。

どうぞよろしくお願いいたします。


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